
以前紹介したこちらのパルッキープレゴ
ナノレベルのスチームで髪の保湿
トリートメントやパーマ、カラーの薬剤の浸透促進
などの他にクリープパーマという特殊なパーマをかけることができるのですが
そちらの説明を今日はしていきます
少し難しいお話になりますので先にかいつまんでどういったパーマかを簡単に説明させていただきます
普通パーマをかけた時濡れている時カールがしっかりでて乾かしていくとパーマがゆるくなります
ですがこちらのクリープパーマでかけると乾かしても濡れている時とカールの大きさがほとんど変わりません
乾かしてもゆるくならないパーマのかけ方は以前にもあったのですが
普通のパーマと比べて髪のダメージが強くなってしまうというデメリットがありました
このプレゴを使ったパーマですと普通のパーマと変わらないダメージ
というよりも普通のパーマより少しダメージを押さえてかける事ができます
(まったく痛まないという事はありません)
ではどうしてパーマが乾かしても伸びにくくダメージをおさえてかけれるか説明していきます
結構長くなりますので適当に流して読まれてください

一般的なパーマのかけ方は先日説明しましたが
1液塗布
↓
軟化テスト
↓
水洗
↓
2液塗布
↓
ロッドアウト
↓
水洗
このようになります
プレゴを使用したクリープパーマは左の図の様に
2液塗布の前にスチーム、蒸らし、温風、冷風の行程が入ってきます
パーマの理論でクリープ期というのがありまして
理論自体は昔からある理論なのですが
簡単にかいつまんで説明しますと
1液を水洗後に時間をしっかりおいてから2液を塗布したほうがパーマの定着、持ちがよくなるというような話になります、でこの1液水洗後の2液をつけるまでの時間を「クリープ期」と呼ばれてます
デジタルパーマなんかも1液を水洗後ロッド自体を発熱させて乾燥せていったり
エアウェーブも同じように水洗後遠赤外線で加温その後風をロッドに送って乾燥させていきますので
ようはこのクリープの理論をいかしたパーマという事になります
4~5年前くらいでしょうか?このクリープの理論をいかして乾かしてもだれにくくもちがいいパーマをかけれないものかと色々実験、研究される美容師の人が増えてきました
で一昨年くらから理論がまとまりだして美容の専門誌などでこのクリープの理論をいかしたパーマが取り上げられるようになってきました
僕の考え方ではこのクリープ期に熱をあたえるとウェーブの定着がよくなったり1液水洗後よりパーマが強く入ってきます
でこのパーマが強く入るというのがキモで通常のパーマですとテストカールの時点でちょうどよいカールがでた状態で水洗、2液に入っていくのですがクリープで熱をあたえる場合は出したいカールより弱い時点で水洗して熱の力でちょうどいいところまでカールを形成していきますので1液の力が少し弱めですみます
ここであたえる熱ですが遠赤外線などの乾熱よりスチームなどの湿熱のほうがカールが強く入ってきます
クリープ期に乾燥をさせる事によって乾かしてもカールがだれにくくなります
個人的な意見ではある程度乾燥させたほうがいいのですが100%まで乾燥させないほうがいいと思います
100%乾燥させるとカールはだれにくくなるのですが仕上がりがパサついたり痛みが強くなりやすいです
髪の毛質が固くしっかりした人などはとくに乾燥は弱めでもいいと思います
大体6~7割の乾燥でしっかりカールが安定します
で毛質が細く柔らかい、パーマをかけてもすぐとれたりだれやすい方などは7~8割くらいでいいです
極端にとれやすいだれやすい方でも9割くらいでやめといていいと思います
プレゴを使ったクリープパーマですと熱をナノレベルのスチームであてれるので1液の力が弱めですみスチームの温度も40度くらいで乾燥させる時の熱も50度くらいですので熱によるダメージもほとんどありませんので上の様な理由から通常のパーマより痛みが少なくかつ乾かしてもだれにくくかつ持ちのいいパーマがかけられます
後通常パーマをかけた時どうしても髪の質感が固くなってしますのですがプレゴですとナノレベルのスチームですので保湿もできて仕上がりが柔らかいカールがだせます
基本的にパーマを乾かしたら伸びるようにしてパーマをだしたりゆるゆるにして日々アレンジを変えたい、仕事の時はパーマをわざと伸ばして、お休みの日だけパーマをしっかり出す、早めにとれた方がいい、こういったケースの場合はクリープの理論をあまり使ったパーマはしないほうがいいと思います
それ以外の場合はクリープの理論を使ったパーマでかけた方が日々お手入れが楽で持ちもいいのでおすすめです
もうちょと短くまとめようと思いましたが熱が入ってしまってずいぶんながくなってしまいました(笑)
気になる点とかありましたらお店に来たときでも気軽にお聞きください