2013.05.08

シリコン?ノンシリコン? 2

前回の続きです
http://room0803.blog82.fc2.com/blog-entry-196.html


今日はドラックストアで売っているシャンプー
シリコン入りとノンシリコン大体ポンプサイズで¥1000くらいの物このクラスの物はどれをつかったらいいか?


そもそも髪のケアにおいて日常のシャンプー、コンディショナーは皆さんが思っているより重要なものなのでできればもう少しいいものを使っていただきたいのですが

 

そこはひとまずおいておいて


*シャンプーコンディショナーシリコン入り

パーマやカラーをしている人

 

*ノンシリコンシャンプー、コンディショナーはシリコン入り

カットしかしてない方やパーマやカラーをしてはいるがあまりダメージがなく
シリコン入りのシャンプーだとだんだん髪がギトギト、ベタベタしてくる方

 

*シャンプーコンディショナー共にノンシリコン

カットしかしてないがシリコン入りのコンディショナーを使うと だんだん髪がギトギト、ベタベタしてくる方

 

こんな感じで使い分けていただくと失敗しないと思います

ではなぜそういう分け方になるか?

ここからは長くなりますのでお暇な時にでも読んでみて下さい

まずシリコン入りとノンシリコンの物で代表的な物のシャンプーを 各1つずつ取り上げて成分を比較しながら説明します

 

 

まずはノンシリコンから cmでもよく見る1番売れてそうな銘柄 ?秒に1本売れてるシャンプーのハリコシの出るタイプ

水、ラウレス硫酸Na、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na、ラウラミドプロピルベタイン、グリセリン、PEG-7グリセリルココエート、コカミドDEA、香料、イヌラクリスモイデエキス、カギイバラノリエキス、トチャカエキス、チャ葉エキス、キウイエキス、ゴレンシ葉エキス、ヨーロッパブナエキス、フランスカイガンショウ樹皮エキス、ゼイン、マテチャ葉エキス、アロエベラエキス-1、ヘチマエキス、キュウリ果実エキス、コーヒー種子エキス、テオブロマグランジフロルム種子脂、加水分解オクラ種子エキス、アルテミシアウンベリホルミスエキス、ポリクオタニウム-10、クエン酸、ココイルグルタミン酸TEA、PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル、デキストリン、BG、エタノール、水酸化Na、(メタクリロイルエチルベタイン/塩化メタクリロイルエチルアンモニウム/メタクリル酸ヒドロキシエチル)コポリマー、塩化Na、EDTA-2Na、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、セチルヒドロキシエチルセルロース、DPG、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、安息香酸Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン

前回書いたようにメチコン、シロキサンを含んだ成分はありませんのでノンシリコンですね

シャンプーは髪の汚れを落とすものですが洗浄力が重要になります

汚れを落とすのに必要な洗浄力があればいいので 過度に洗浄力が強くない方がいいです

洗浄力が強すぎると洗う度に髪のダメージが進み 頭皮の皮脂も落としすぎてしまいます

その洗う成分である界面活性剤を赤字で書きました

成分表示を見ても何が何パーセント入ってるかまでは分かりませんが 左上が1番多く右下にいくに従い濃度が薄くなります

1%以下は順不同です

洗う成分で1番多く配合されているのがラウレス硫酸Na これは脱脂力が強く強めの洗浄力をもちます

次がスルホコハク酸~ ヤシ由来、やさしめの洗浄力

その次にラウラミドプロピルベタイン ヤシ油由来のマイルドな洗浄成分

PEG-7グリセリルココエート ヤシとグリセリン由来、乳化剤です

コカミドDEA ヤシ由来、泡の安定や粘度の調整

ココイルグルタミン酸TEA ヤシ油とアミノ酸グルタミン由来 マイルドな洗浄成分、低刺激で泡立ちもいいです

PEG-60アーモンド脂肪酸グリセリル アーモンド油、グリセリン由来、乳化剤

このシャンプーは自分では使った事がないですがマイルドな洗浄成分も入ってはいますが 濃度の濃い洗浄成分が脱脂力が強い物ですので洗浄力はかなり強いと思います

同じ銘柄のコンディショナーですが全成分の解説はしませんが こちらには(ジビニルジメチコン/ジメチコン)コポリマー という成分が入っているのでシリコン入り

シャンプーですすぐ際はきしみますがコンディショナー後はつるっとすると思います

 

続いてシリコン入り 国内最大手赤白金の3種類の中から赤

水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、ラウリン酸PEG−2、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、アルギニン、ヒドロキシエチルウレア、塩化Na、乳酸、ツバキ種子油、ポリクオタニウム−11、ツバキ葉エキス、硫酸Na、DPG、ジメチコン、クエン酸、EDTA−2Na、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルタウリンタウリンNa、乳酸アンモニウム、BG、トコフェロール、フェノキシエタノール、安息香酸Na、香料、黄4、黄5

これも洗う成分は赤、シリコンは青で書きました

洗う成分で1番多い物は ラウレス硫酸Na、上と一緒ですね 脱脂力洗浄力が強い成分です

コカミドプロピルベタイン ヤシ油来、マイルドな洗浄成分

ジステアリン酸グリコール 乳化剤、増粘剤、パール化剤と言って剤に光沢を出す作用も

ラウリン酸PEG-2 乳化剤、油とのなじみが良く洗浄性も有しているため メイククレンジングオイルオイルに配合されます

ラウロイルメチルタウリンNa アミノ酸に似た構造を持つ成分、低刺激でマイルドな洗浄力

ココイルメチルタウリンタウリン ヤシと蠣由来、アミノ酸とよく似た構造を持つ成分 低刺激性でマイルド

 

上のノンシリコンの物と同様マイルドな洗浄成分も入ってますが 濃度の濃い洗浄成分が脱脂力が強いので洗浄力はかなり強いと思います

青い字のシリコンのジメチコン他、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド ヒドロキシエチルウレア、ポリクオタニウム-11等トリートメント成分も色々入っています

本来洗浄力は強いですがシリコン等の成分が入っているので すすぐ際もきしまずつるっとすると思います

これは現行の一個前の物を試しに使った事があります

シリコン入りの物はこれにかぎらず雑誌などに付録でつく事もありますので 試しに色々使った事がありますが どれも洗浄力は強く、でもすすぎ時にきしまずむしろつるつるして トリートメントもつるっと感が強いですね

上での比較のようにこの価格帯の シリコン入り、ノンシリコン共にシャンプーは洗浄力は強いです

どちらも洗浄力がマイルドな成分も入っているのでそれらを主剤にして つくれば髪と頭皮に負担の少ないいいシャンプーになるのですが なぜそうしないかと言うと そこは原料の単価が関係してきます

シャンプーやトリートメント等各製品を作っている各メーカーさんは 中に入っている各成分のほとんどは原料を製造している別のメーカーさんから仕入れます

シャンプーの界面活性剤なんかも洗浄力脱脂力の強い物の方が原料が安く トリートメント成分の原料等も効果が高いものの方が高くなります

なのでこのくらいの単価の物はどうしても洗浄力が強くなり コンディショナーも機能性の高い物はあまり入れられないので 原料単価が安い事もあり手触りがよくなる成分が中心となります

コンディショナーは値段の安い物のほうが手触りのつるつる感が強いのはそのためです

価格の高いコンディショナーは機能性の高い物を色々入れられるので シリコン等のわかりやすく手触りのよくなる成分の濃度が安価な物より少なく作れるので 手触りの質感が自然な物が多いです

ノンシリコンをうたう物が出だす前は ドラッグストアに売っているシャンプーコンディショナーは どちらもシリコン等の濃度が濃い物がほとんどでしたが それはカラーをするのが一般的になり 縮毛矯正、アイロンでの巻髪、デジタルパーマ 従来より髪のダメージが多様化して 多少なりダメージのある髪が当たり前になり そういうダメージのある髪に対応するために シャンプー、コンディショナー共にシリコン等の成分が濃く 配合されるようになりました

こういったダメージがある方の場合はこの価格帯のノンシリコンの製品を使うと パサ付ききしみがとれずまとまらないと思いますので シャンプー、コンディショナー共にシリコン入りのほうがいいと思います

しかしカットしかしてない方などダメージのほとんどない髪の場合 こういったものはシリコンの濃度が濃すぎます

そういった方が使い続けるとシリコン等が乗りすぎだんだん乾かしても 髪が乾いてないような油っぽくベタベタした質感になってくる場合があります

シリコンに関わらずトリートメントの成分はそれぞれ パーマ等をする時には薬液の減力になるのですが このくらい濃く乗ると適度な洗浄力のものでは 洗っても取れなかったりするので サロンでパーマなんかをかける際に施術者が減力させる物を 付けてなくても薬液が減力され思ったよりパーマがかかりにくくなります (ちなみにこのような場合は減力されている事をふまえて薬液を適切な強めのものにします)

私たち美容師もこういった事例が多数あり シリコンがダメって言ったり ドラッグストアのシャンプー、コンディショナーを銘柄で名指しで悪いと 言う方が増えたのではないでしょうか

そんなこんなでシリコンがどんどん悪者にされ ノンシリコンとうたうと売れるという事もあり そういった製品がこの価格帯でここ数年一気に増えてきました

カットしかしてない方はこのようなシャンプーのみノンシリコンで コンディショナーのみシリコンが入っているものくらいがいいと思います

ただそれでも髪がベタベタしてくる場合のみ シャンプー、コンディショナー共にノンシリコンのものを使っていただくといいと思います

ダメージのない方の場合今のようにノンシリコンの物がこの価格帯で出る前は 選んでいただくのが大変だったと思うので 個人的には今のように選べる幅が増えたのはいいことだと思います

私としてはどっちがいいとか悪いとかは思いませんし どちらの製品もそのような製品になった理由が 上で書いたように色々とありますので 髪の状態に合う物を選べばいいと思います

ただこの価格帯の物は髪の状態に対して合わないものを使うと 上のように困る事も多いので よろしければ選ぶ際の参考にして下さい

次回はサロン用のシャンプーコンディショナー等の もう少し高い価格帯の物の選び方なんかも書いてみます ずいぶん長くなりましたが今日はこれで終わりです(笑)

2013.05.08 09:25 | ヘアケア | コメント(0)


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